熊本大学 衝撃実験棟


熊本大学 衝撃実験棟

 

爆薬の爆発にも耐えられる爆発ピットを2基備え、火薬類やガスの爆発実験、大電流の放電実験等を安全に実施することができます。爆発ピットAは観察用孔を備えており、可視化計測に使われています(爆発ピットBは回収実験用)。 



爆発室

爆発ピットA

観察用孔が5つあり、アクリル窓を設置すれば爆発現象を観察することができます。孔のフランジを加工して計測室から計測ケーブルや配管等を挿入することもできます。耐圧設計はTNT10 kgですが、爆薬使用上限を2 kgに制限しております。 

写真はピット入り口

(入口寸法:800×1700 mm) 。 

爆発ピットB

回収実験に使用されています。

水中実験室

観察用窓を備える大型水槽(写真)と小型の回収用水槽が設置されています。

一段式火薬銃

口径サイズと同じ直径40 mmの飛翔体を1 km/sまで加速・衝突する実験に使用されています。真空チャンバーは観察窓を備えており、比較的広い視野で高速衝突現象を可視化できます。BNCポートを備え圧力測定も可能です。

設備

衝撃大電流発生装置

 衝撃大電流発生装置(最大充電電圧:40 kV、静電容量:12.5 µF)が備えられています。この装置は、爆薬等エネルギー物質の起爆や衝撃波の生成、ナノ粉末の合成研究に使用されています。放電電圧・電流の測定も可能です。

高速度ビデオカメラ等可視化装置

HPV-X2(100 ns~)
HPV-1⑤(1 µs~)

Phantom V7.3⑥ (カラー)
の他、レーザー、アークフラッシュ、メタルハライドの光源、時間遅延装置を揃えています。

その他

オシロスコープ4台
 Tektronix DPO7254C
 Tektronix MDO3104 等

動ひずみアンプ8台
 各種圧力センサ(~10 GPa)


実験事例紹介

 

高速度ビデオカメラを使用した光学観察例を紹介しています。


共同研究

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